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京繍 長艸敏明

1)能衣裳 繚乱
1)能衣裳 繚乱
参考作品
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艶やかな伝統が、世界に華ひらく

日本での刺繍の歴史は古く、飛鳥時代からと推定されています。その技法は、中国から仏教とともに伝来しました。平安建都に伴い、繍技の職人を抱える繍部司が京都に置かれ、衣服の装飾に用いられたのが日本刺繍の始まりです。以降、十二単や能装束、小袖など染織とともに発達してきました。「京繍」(きょうぬい)という名称は、昭和51年に伝統工芸品の指定を受ける際、名付けられました。

8000色もの絹糸から使う糸を選び出し、30種類以上の繍法を駆使する京繍は、ため息が漏れるほど繊細で雅。その艶やかな美しさを世界に知らしめたのが、京繍伝統工芸士の長艸敏明氏です。長艸氏は従来の仕事にとどまらず、自らデザインを考案して作品を創作。特に能衣装は、これまでなら復元や模様の増減にとどまるところが、「全体に刺繍を施す」という新たなスタイルを提案したのです。こうした長艸氏の挑戦は、やがて海外にも広がりました。1994年にパリのバガテル城で開かれた展覧会で高い評価を受け、さらに2002年春夏のパリ・オートクチュ-ルコレクションではデザイナーからの依頼でドレスに刺繍をあしらい、その精緻な美が会場を沸かせました。

一針一針丁寧に繍いこまれた長艸氏の仕事は、今や世界の人々を魅了しています。

長艸敏明

長艸敏明(ながくさとしあき)
昭和23年生まれ。
京繍伝統工芸士。父・長艸芳之助の下で刺繍技法を学ぶ。さまざまな刺繍を手がけた父の影響で、商品だけでなく、高度な技術を要する能衣装や鬘帯など作品づくりにも精力的に取り組んできた。能や歌舞伎、茶道に通じ、京都の洗練された遊びの中から創造性豊かな作品を数々生みだす。京繍の伝統をふまえながらも枠に捉われない仕事は、国内外で高く評価されている。

 2)風炉先屏風 色紙に宝尽くし
2)風炉先屏風 色紙に宝尽くし
54cm×188cm
1,800,000円

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3)風炉先屏風 流線菱波
3)風炉先屏風 流線菱波
54cm×181cm
800,000円

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