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能面師 岩井彩

1)増女
1)増女
21cm×13.5cm/500,000円
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愛嬌ある表情に、にじみでる味わい

日本の古典芸能の一つ能楽で、演者が役柄に応じて顔につけるのが能面です。中世から近世にかけて完成した能面は、およそ七十から八十種類あるといわれ、老若男女のみならず神や鬼、妖怪などをかたどったものがあります。能面は「おもて」と呼ばれ、制作することを彫るとはいわず、「面を打つ」といいます。古面という過去に打たれた面を手本に写しとる形で能面作りは伝承されてきました。かの豊臣秀吉は能楽を愛好し、能面の美術的価値を高めたといいます。

現在、京都で活躍する能面師に岩井彩氏がいます。岩井氏は学生の頃、関西の面打ちの隆盛を極めた北澤如意に師事しました。当時、北澤如意は子牛尉(気品高い老翁)という能面の模作の腕は右に出る者がいないといわれた名工。岩井氏は師の技を引き継ぎながらも、独自の感性を磨いてきました。彼女が手がけた能面は、能楽師から好んで使われ、名立たる舞台で使用されています。よく無表情な人を「能面のよう」と表現しますが、能面は特定の表情を持たないからこそ、さまざまな感情表現ができると岩井氏は言います。演者によって無限に変化する表情は、観るものを幽玄の世界へと誘います。

岩井彩

岩井 彩(いわい あや)
同志社大学法学部卒。学生時代、母親の勧めで能面師・北澤如意に入門。結婚、出産そして子育てを経てひと段落したのを機に、本格的に修行を始める。三十四歳になったとき、初めて開いた個展が盛況を呼び、以降能舞台で使用される。能面師として制作の傍ら、能面教室の指導員を兼務する。京都能面工房代表、伝統工芸連絡懇話会会長等を務める。

2)翁
2)
20cm×15cm
650,000円

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3)萬媚(まんび)
3)萬媚
21cm×13.5cm
500,000円

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4)猩々
4)猩々
21cm×14.5cm
500,000円

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