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夏を感じる音。

文月。

それは、七夕の日に短冊を書くことに由来するのだとか。
そう。 思い返せば七夕とは、恋人たちの幸せを願う日ではなく、
「字が上手になること」を願う日。

今更ながら、字が上手になりたいタナカでございます。

先日、密かに書道教室の資料を取り寄せました。
「オトナのお稽古」というやつです。

その昔、お稽古していたことを改めて習いたくなるお年頃。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

小さなころに通っていたお習字教室の
平均お稽古時間は、約3時間。

その間、心を無にし、正座をしながらひたすらに書き続けておりました。
今ならば、3時間も正座を続けるのはきっと無理。

でもよく考えると子どものころは今よりも随分スマートだったから、
それほど足に負担がかからなかったのかもしれません。
やはり足のしびれと体重は、比例するのでしょうか。

ちなみにタナカの通っていたお習字教室では、
普段は時間短縮のため墨汁を使用。
けれど月に1度だけ、
きちんと墨を磨ることから始めるお稽古の日がありました。

私タナカ、この墨を磨るときの独特な音がお気に入りでして、
自分で磨るときの音も良いのですが、
他の人が磨っている音を聞くのが妙に好きでした。
集中している時にふとどこからともなく聞こえてくる
「スーッ、スー」という音が何とも心地良いのです。

どこからともなく聞こえてくる音は、どうしてこうも心地良いのでしょう。
風鈴の音や雨降りの音など、何気ない音なのに不思議。

さて、京都でこの時期、どこからともなく聞こえてくる音といえば、
「コンチキチン　コンチキチン」。
夏を感じる音。
そう、祇園祭のお囃子です。

7月に入り、京のまちでは「コンチキチン」の心地良い音色が響き渡っています。

ふと気が付けば、
老舗モールにも祇園祭をモチーフにした商品がずらり。

眺めているだけで「コンチキチン」が聞こえてきそうな商品ばかりを集めました。

特集「祇園祭で京の夏」はこちらから↓↓

そして。
祇園祭中は京こまも祇園祭仕様に早変わり。

特集「京都の逸品探訪」─雀休の京こま『祇園山鉾』編はこちらから↓↓

お稽古。

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