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花、咲かせたい。

ぬくぬく。

そして、むずむず。

春がやって参りました。
おまけに花粉もやって参りました。

花粉症…英語で言えば、hay fever。
カタカナで書くと、ヘイ・フィーバー。
カタカナにした途端、なんだかよく分からないけれど、
とにかくエライことになっている感が凄まじく思えてくるのは私だけでしょうか。

だって、ヘイ・フィーバーなんてなんだか祭りでも始まりそう。
「くしゃみっ！なみだっ！」との掛け声に合わせて
花粉たちが神輿を担ぐ場面が脳内をぐるぐるぐる…恐ろしい。恐ろしすぎるっ！！
こんなのが体内で暴れ出したら…と、
まだ見ぬヘイ・フィーバーの恐怖に怯える日々を過ごしているタナカでございます。

皆様は、いかがお過ごしですか？

気が付けばひな祭りも過ぎ去り、
季節はホワイトデーに近づいて参りました。

けれども私、バレンタインにご縁がなかったものですから、
当然ホワイトデーにもご縁なんぞござんせん。

となれば、3月の次なるイベントとしては、
春を分けると書く、春分でございます。

春分、それは「おはぎ」を食べる日。
おばあちゃんの作る「おはぎ」、地味だけど素朴でおいしいんだよねー。

なんて思っていたら、
「違うでー。牡丹餅やでー」と指摘された私。
あれ？でも、「おはぎ」と「牡丹餅」って一体何が違うの？

気になって調べてみるとどうやらこの2つ、基本的には同じ食べ物。
春は「牡丹」にちなんで「牡丹餅」、
秋は「萩」にちなんで「おはぎ」呼ばれるようになったんだとか。

じゃあ、夏と冬はどうなるの？と疑問に思った私。
更に調べてみると、きちんと名前がありました。

まず、夏は「夜船」。
うん、なんだか夏っぽい。
夏の夜、穏やかな波に揺られる港の船の姿が浮かび、
そして夜風やその湿度すら感じられるよう。

続いて、冬は「北窓」。
うん、これまたなんだか冬っぽい。
今度は、冬の冷たい北風が窓にぶつかり、
「すごい音だねー」なんて言い合いながらこたつに入る場面が目に浮かびます。

季節に合わせてその風情を感じさせる名前に変わるなんて、
なんだかおはぎって、オシャレ。
私タナカ、俄然「おはぎ」がスタイリッシュに思えてきました。

四季折々の風景を上手に織り込む「季節感」ってやっぱりステキですね。
和菓子も、そしてもちろん人も。

というわけで、
私タナカ、「おはぎ」いえ「牡丹餅」を見習い、
季節感を存分に取り入れたステキ女子を目指したいと思います。

となれば、これからの時期取り入れるべきは、
やっぱり春の代名詞・さくら。

さくらを食し、さくらを眺め、さくらを纏い、
まるでさくらになった気分で、
なんとか人生、花咲かせたいと思います。…今年こそ。

特集「春色桜もよう。」はこちらから↓↓

さくら×もち米＝さくらもち。
最強の組み合わせですー。

花、咲きたい。

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