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新発見。

12月12日。
本日、小津安二郎監督の誕生日。

今宵は「晩春」か「東京暮色」か、
どちらを観るか悩み中のタナカでございます。

皆様、いかがお過ごしですか？
映画は繰り返し観る派のタナカが先週末、
何故だか急に観たくなったのは、大島渚監督の「御法度」。

作品の公開は1999年なので、今から15年も前。
思い返せば当時は、
あの松田優作の長男のデビュー作ということでかなり話題になりました。

もちろんタナカも、公開当時にばっちりチェックしたのですが、
まだ随分と若かったせいか、「新撰組」という歴史に疎かったせいか、
いまいち内容を理解できずでした。

今回改めて観て気付いたこと。
それは、15年前の浅野忠信はやたらと爽やかだということ。

そうでした。
いまやすっかり貫禄漂う男前といった雰囲気なので
すっかり忘れていましたが、
昔はしゅっとした爽やか好青年だったんですよねー。
「青春デンデケデケデケ」すきだったなぁ。

でも、タナカ的注目ポイントは、沖田総司役の武田真治。
バラエティなどでお見かけする
「ピタッとしたＴシャツのサックスのお兄さん」
というイメージが強すぎて、これまたすっかり忘れていましたが、
武田真治って男前なんですよね、そういえば。
こういった二枚目の役は、ぴったりなのでしたね。
ある意味新発見です。

あと、ざこば師匠がやたらとステキでした。
これも昔観たときは気付いていなかったこと。

…といった具合に、
同じ作品でも時を経て改めて観ると、新しい発見があるものです。
それを発見した時のあの「はっ！」とさせられる瞬間が好きで、
だから繰り返しおんなじ作品を観てしまいます。

この感じ、なんと言いましょうか…。
例えるならば、お友達のお家で食べる「お鍋」のようなものでしょうか。

「今日はお鍋にしたよ」なんて言われて、
「鍋か〜鍋はやっぱり水炊きでしょ〜」なんて喜んで妄想していたら、
自分の家だったら絶対入っていない意外な具材が用意されていて、
その時点で「えっ！？」っとかなり驚くけれど、
でも食べてみると「ほぅ。案外いけるやん！」なんて新発見。

でももっと驚くのは、
後日、自宅で鍋をするときも思わずその具材を手にしていて、
「新発見」がいつの間にか自分の中の「当たり前」に。
それに気づいて「はっ！」とする…なんて瞬間と少し似ている気がします。

ちなみにタナカは初めてトマト鍋を食べたとき、衝撃をうけました。
更に「はっ！」とさせれたのはシメがパスタだったこと。

世の中には「はっ！」と驚く変り種お鍋料理がたくさんありますが、
老舗モールには、
思わず「はっ！」とさせられるほどおいしいお鍋がたくさんあります。

うなぎにすっぽんにぐじに鴨…。
今の時期、何かといただく機会の多い鍋料理ですが、
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幕末に思いを馳せて。

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