ハレの日。

雨。くもり、雨。雨。
ここにきて一段と梅雨らしくなってきました。
10日（火）から始まった鉾立てもついにクライマックス！！
いよいよ「宵山」そして「山鉾巡行」の日が近づいてきました。

そんな祇園祭真っ只中の京都。
皆様は、いかがお過ごしですか？

祇園祭のイベントでは、鉾立ての次に
石見神楽に注目にしているタナカでございます。

というのも、石見神楽はタナカの地元の伝統芸能。
実は先週末、一足先に石見神楽を見てきました！
タナカの地元では、お正月やお祭りなどハレの日に神楽は付き物なのですが、
先日の兄の結婚式で披露されたのです！

当日の演目は「恵比須」。
「恵比須」はまさしく恵比寿さんが鯛釣りをする様子を演じたもので、
客席にお菓子を配って回る演出があることで人気の演目です。
タナカ（2●歳）も姪っ子（2歳）も
恵比寿さんに飴ちゃんをたくさんもらってニンマリ。
恵比寿さんの小粋な演出と愛らしい仕草に、会場中笑いの渦でした。
やっぱり神楽はすごい！

しかし、もっとも笑いを誘ったのは、
恵比寿さんにも少しだけ似ている、9割ジャムおじさん似のタナカ父。

ご両親への手紙を読む花嫁さんの手紙に、花嫁のお父様より先に号泣。
自分の挨拶の時には、溢れる涙のせいで「何も言えねぇ」状態になり、
なぜか林家三平の「どうもすいません」ポーズで2度も舞台から姿を消すタナカ父。
タナカもこれまで多くの結婚式に出席してきましたが、
新郎の父が挨拶中に姿を消す場面は、初めて目にしました。
それも2度も。それもわが父。

そんな状況の最中、やっとの思いで出てきた第一声は、
「縛り付けたわけではありません。」との予想外すぎる謎のセリフ。

その上、前日あんなにも挨拶の練習をしていたにも関わらず、
「今日は、挨拶の練習もまったくせずにきたダメな親父です。」と、
なぜかテスト前の女子高生のような見栄をはるタナカ父。
思わず、姉と2人で「うそつけー！」と叫んでしまいました。

そんなタナカ父に対して、終いには会場から、
「お父さん！一杯飲みながらでええですよ！！」と謎の拍手が起こる始末…。
普段はジャムおじさん似のタナカ父が、具志堅用高に見えた瞬間でした。

とまあ、「酒とタバコと家族」が趣味の何とも父らしい挨拶で幕を閉じた
非常にアットホームな式だったわけですが、
タナカとしては、父の挨拶一部始終を色紙にでもしたため、
結婚祝いとして兄にプレゼントしたいと思います。

そんな色紙を飾るのにぴったりな逸品をご紹介くださったのは、
徳力版画十三代目　徳力みちたかさん。
徳力さんは、友人からもらった大切なお手紙をよく表装されているんだとか。

普段、日本の季節感を大切に考えお仕事されている徳力さんの
「とっておき」を生み出す表具屋さんとは？

第11回私のとっておき　徳力版画十三代目　徳力みちたかさん編はこちらから↓