- 株式会社 伊と忠
- 以前は滋賀県で桐だんすを商っていたが、明治28年に祖父の代より上京、履き物(おもに桐下駄)を扱うようになる。当初は御所の近くに店を構えるが、昭和12年より現在の四条通りに移転。現在はオーダーメードの草履を中心に、バッグ・和傘などの和装小物も扱う。家訓は「脚下照顧」。
- 〒600-32
京都市中京区六角通柳馬場東
075-255-0038
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第32号 1997.9.7発行
このページは、情報誌「京都」掲載記事からの転載です
皆さんは靴を買われる時、必ず足のサイズが合う、合わないをとても大事にされます。ところが草履になるとあまり気にされないようです。それは草履にサイズがあることをあまりご存知ないからかも知れません。草履にも基本的に台の大きさに大・中・小があり、さらに花緒の調整で足に合わせます。
しかし当店ではさらにきめ細かく足にやさしく対応できるように、8つの基本型を持っています。お顔が一人一人違うように、足の形もそれぞれですから、お一人お一人の足に合わせて台の大きさ・幅・傾斜・高さ等を組み合わせて、最後にすげ職人の手によって花緒を調整し、履き心地の良い草履を提供しています。この対応こそが当店の専門店としての存在価値です。
日常の生活の中で着物を着る機会が少なくなり、当然和装履物の専門店も全国的に激減していますが、幸い当社は京都に本拠地を置き、自社計画・自社製造のオリジナル商品を全国に発信しております。
和装の街「京都」に本店を構えることに誇りを持って、これからも履き心地の良さを追及し、本物だけを作り続けていきたいと思います。
京都の町については、言い出したらきりがないですが、1200年の歴史を21世紀にどう伝えていくのか、いろいろな分野からの意見をまとめてコーディネートする強力なリーダーシップが必要でしょうね。

- 伊藤忠三郎
いとうちゅうざぶろう - 昭和17年生まれ。同志社大学卒業後、2年間の銀行勤務を経て家業に入る。昭和48年、取締役に就任。趣味はアユ釣り。「釣りは一人の時間が楽しめるので、リフレッシュできますね。」と3代目。


