- 株式会社 宮崎
- 安政3年(1856)、初代宮崎安兵衛が夷川にて指物職として創業。2代目平七より本格的なタンス製造業を始め、婚礼家具・洋家具を販売。昭和17年(1942)には、宮崎木材工業株式会社が発足。宮内庁をはじめ、各地の文化ホールや施設の内装工事を幅広く手掛ける。現在、インテリア産業の総合メーカーとして、建築内装材の開発にも取り組む。
- 〒604-0804
京都市中京区夷川堺町西入
075-213-0350
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第30号 1997.5.7発行
このページは、情報誌「京都」掲載記事からの転載です
最近、家具の需要、必要性はまさに変わってきています。昔は和風の畳でお膳を出して生活していた所から、次第に応接セットを置くようになり、マンション住まいが増え、機能性ばかりが問われるようになってきました。まずスペースが無くなってきましたのでね。
スペースが限られた中で使い易いもの、今は、これが好まれます。でも時代の流れと共にお客様の好みは常に変わりますし、対応はしています。それと、やはり基本は従来からのものをやっていかなければいけないですしね。うちの基本は、「何代もほかされない家具を作る」。最近はとにかく「ほかしてしまう」風潮があるので、あくまで、何代にもわたって使用に耐える家具を作りたいと思い続けています。それにはやはり、良質の材料の選定と職人の技にかかってきますね。
この仕事をしていて良いことは、良いものが出来上がり、お客様に喜んでもらえる時ですね。逆に、すぐに大量に売れるものでもないですから、何時売れるかという点では、本当に長い目でみて仕事しないといけなんです。
京都は居心地の良い所です。適当な大きさで、食べ物も本当に美味しいですしね…。でも京都の人は“いけず”って言われますよ。京都は昔からの町だけにそれなりのルールがあるのですが、乱されると嫌で、それをはっきり言わずにやんわり言うと、いけず、と言われるんですよね。
夏は暑いし、冬は寒いし、かなんわ、と文句を言いながらも、やっぱりずっと住んでいたいですね。ええ、京都からは出られないんです。いい町ですからね。

- 宮崎紀子
みやざきのりこ - 同志社大学卒業後、インテリア専門学校へ通い、インテリアコーディネーターの資格取得。平成6年より宮崎木材工業株式会社に就職。15年間茶道を嗜む他、趣味として中国語、広東語を学ぶ。「バイタリティーあふれる香港には魅力を感じま す」と6代目。


